【オンライン血液がんフォーラム】中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)

2020.10.30

オンライン血液がんフォーラム「中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)」

講演①「中枢神経系(脳)リンパ腫の治療」
講師:伊豆津 宏二(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科長)

概要:脳のみに病変ができるリンパ腫を原発性中枢神経系リンパ腫(PCNSL)といい、ほとんどがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)です。PCNSLでは通常のDLBCLとは違った治療が必要で、MTX大量療法を中心とする化学療法や放射線治療が行われます。近々、PCNSLに対して有効な自家移植の前処置薬やBTK阻害薬が治療選択肢に加わることが期待されています。講演ではPCNSLの標準治療と新薬の役割について紹介します。

講演②「中枢神経系原発悪性リンパ腫の標準治療」
講師:永根 基雄(杏林大学医学部脳神経外科・教授)

概要:中枢神経系(脳や脊髄)に限局して生じる悪性リンパ腫をPCNSLと呼びます。脳は保護機構があり通常の抗がん薬が浸透しづらいため、全身の悪性リンパ腫に対する治療は効きにくく、異なる治療方法が用いられます。近年は臨床試験も多く行われており、標準的に用いられる治療法を中心に解説します。

司会:古賀 真美(NPO法人キャンサーネットジャパン)

開催日:2020年8月29日(土)~30日(日)
場所:オンライン開催

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