【JCF2022】がん情報の集め方

2022.9.1

【慶應義塾大学病院共催】
がん情報の集め方~主治医は大切な情報源、聞きたいことを聞くコツ

演者:浜本康夫(慶應義塾大学病院 腫瘍センター 副センター長 准教授)
   松田 諭(慶應義塾大学病院 一般・消化器外科) 
   飯島 美穂(慶應義塾大学病院 看護部/がん看護専門看護師)
司会:久住 真有美(慶應義塾大学病院 医療連携推進部/がん相談支援センター ソーシャルワーカー)

概要:「限られた診療時間で医師に聞きたいことをどうやって聞いたらよいか」「医師の気分を害してしまうといい治療をしてもらえなくなるのではないか」「信頼している医師に負担をかけたくないので質問は控えています」… 相談場面で患者さんご家族から伺う声のひとつです。医師から伝えられた情報を理解するために、インターネットや書物で、沢山の情報を集め、理解を深めようとする懸命な姿と出会います。また、インターネット等で情報を集めて、不安な気持ちが増したり、混乱をしている方とも出会います。得た情報から信頼できる情報をどのように選択していったらよいか、正しい情報の集め方、見極め方のヒントを考えていく場所にしたい、そんな考えから、本企画を考えました。
主治医は大切な情報源です。
医師はどんなことを考え、患者さん・ご家族に病状説明をしているのか、腫瘍センター医師、外科医師の立場からお話しをし、主治医を味方につけるための工夫を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

◆基調講演:浜本康夫(慶應義塾大学病院 腫瘍センター 副センター長 准教授)
色々な情報が出回る中、確かな情報源から自分に合った情報を探す方法は?
セカンドオピニオンや病院やネットで情報を得ることも大切ですが、なんといっても主治医や病院を味方につけて、ともに病気と闘い、一緒に治療をしていくという「姿勢」「関係」を持つことが重要です。コミュニケーション方法や主治医以外の医療スタッフとのチーム作りについてお話させていただきたいと思います。

◆基調講演:松田 諭(慶應義塾大学病院 一般・消化器外科) 
がん治療において、患者さんと治療担当チームの情報共有は大変重要です。しかし、様々な状況がある中で、スムーズな情報共有を実現することは難しいこともあると思います。今回は、主治医チームの立場から、一般的な外来や病棟の医療チームの構成、個々のスタッフが有する情報の特徴などについて、外科医の立場からご紹介させて頂きたいと思います。

◆講演:飯島 美穂(慶應義塾大学病院 看護部/がん看護専門看護師) 
患者さんやご家族は様々なことを不安に感じ、誰に何を相談していいのか混乱される場合もあるかと思います。
看護師の役割は、患者さんやご家族と医師やその他の医療スタッフをつなぐ橋渡しです。医師に聞きたいこと、治療や症状について困っていること等を整理し伝える工夫点を看護師の立場からお話させていただきます。 

0:34:30
◆フリートーク ※ 回答は動画でご確認ください。
Q1.セカンドオピニオンを主治医に相談することは失礼にあたらないでしょうか?

Q2.患者会やセミナーなどで見知った、新しい治療法や薬剤などにつき、担当の先生に質問することは生意気なような、「素人のくせに」と思われそうな気がして、はばかられます。しかし、ひょっとすると、それが患者の未来に大きく作用するかもしれないと、患者は悩むと思います。そんな時は、どうしたらいいでしょうか?

Q3.新聞で情報を見て、抗がん剤治療中の家族が弱っていく姿を見て、抗がん剤で悪くならないのか不安になっています。どのように情報を信じ、選択していけば良いのでしょうか。

開催日:2022年8月6日(土)~7日(日)
場所:オンライン開催
主催:認定NPO法人キャンサーネットジャパン
後援:厚生労働省、東京都

【ジャパンキャンサーフォーラム】
https://www.japancancerforum.jp

このビデオをシェア:

Facebook Twitter

キャンサーチャンネルのコンテンツについて

  • このコンテンツに含まれる医療情報は、一般論であり、すべての人にあてはまるというものではありません。治療方針・方法などに関する判断については、主治医にご相談ください。
  • このコンテンツは、特定の企業、特定の商品・サービスを推奨する広告ではありません。
トップへ戻る